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摂食障害ってなぁに?

摂食障害ってなぁに?

その症状、摂食障害かもしれません

こういった症状でお困りの方はいませんか?

  • 体重は平均よりも痩せているが、「自分は太っている」と感じる
  • 自分では食欲のコントロールができない
  • 「太ること」に異常なほどの怖さがある
  • 気持ちが悪くなるまで食べてしまう
  • 食べ物とされるもの以外を食べてしまう
  • 食べた後に吐くことがやめられない

その症状、『摂食障害』かもしれません。

摂食障害とは

摂食障害は、『食』の行動を中心として、日常生活にいろいろな問題がみられる病気です。

しかし、単なる食行動の異常というだけではなく、体重への過度のこだわりがみられることや、体重や体型が自己の評価に大きく影響していることなど、心理的な要因もみられると考えられています。

一般的には、男性よりも女性の発症が多く、それも10代~20代の若い年代の人がなりやすいと言われています。

摂食障害の種類

アメリカ精神医学会の〈DSM-5〉(『精神疾患の診断・統計マニュアル』第5版)では、摂食障害を以下の6つに分類しています。

  1. 異食症
  2. 反芻症/反芻性障害
  3. 回避・制限性食物摂取症/回避・制限性食物摂取障害
  4. 神経性やせ症/神経性無食欲症
  5. 神経性過食症/神経性大食症
  6. 過食性障害

それぞれの種類について、その特徴と治療法をみていきましょう。

1. 異食症

通常では食べないようなもの(例えば、髪の毛や粘土など)を、1ヶ月以上に渡って食べ続けることを特徴としています。

基本的には、体に害のないものを食べることが多いですが、ときには食べたものによって消化管の詰まりや便秘などの合併症を発症することがあります。

また、子どもや妊娠中の女性が異食行動をとるケースもあります。

子どもの場合は、好奇心からものを口にいれますが、これは正常な発達段階であり、問題はないとされています。

妊娠中の女性の場合は、栄養の失調が大きい原因とされています。

鉄・亜鉛の不足には気をつけましょう。

治療方法

異食症の人の治療としては、まずは合併症の治療を最優先におこないます。

消化管の詰まりや便秘等には手術が必要となる場合もありますし、極度の栄養不良で貧血をおこす場合もあります。

次に、行動の修正も大切だと言われています。

2. 反芻症/反芻性障害

食べたものを吐き戻して再び飲み込むという行為を、1ヶ月以上に渡って繰り返すことを特徴としています。

治療方法

反芻症は、重症化すると栄養失調につながる危険性があります。

反芻症の治療方法としては、『行動を変える事』が役に立ちます。

望ましいとされる行動を学習し、望ましくない行動の習慣をなくしていくために、認知行動療法等を用いた治療法が効果的です。

3. 回避・制限性食物摂取症/回避・制限性食物摂取障害

極度の偏食で、食事をごく少量にしたり、特定の食べ物は食べないといった特徴があります。

しかし、ダイエットを目的としたものというよりは、食べることへの関心がなくなったり、食べると有害な結果が生じる、という不安感から、食べなくなることが理由として考えられています。

治療方法

まずは、『食への不安』を和らげることが必要です。

認知行動療法等を用いながら、食べるものに対する不安や、食べ物への不安を軽減することで、治療に繋がっていきます。

4. 神経性やせ症/神経性無食欲症

一般的に、『拒食症』といわれているものです。

きっかけとしては、ダイエットの成功による満足が得られるものの、そこから太ることへの恐怖が増え、ダイエットが過度になっていくことを特徴としています。

特に、ボディイメージの認知の歪みが認められることが多く、周囲から見れば平均より痩せているにもかかわらず、本人は『太っている』と認識し、太ることへの恐怖心が強くなっていきます。

タイプは2つあり、1つ目は、食事を極端に制限するタイプ(制限型)、2つ目は、食事をした後、吐き出すことでやせ型を維持しようとするタイプ(過食・排出型)があります。

治療方法

まずは、認知行動療法等を用いながら、食事習慣を見直し、適切な習慣を送れるようになることが目指されます。

それと併せて、歪んだボディイメージを適切なものへと変えていくような治療も効果的です。

5. 神経性過食症/神経性大食症

一般的に、『過食症』といわれているものです。

明らかに大量である食べ物を短時間で食べてしまうことを特徴としています。

さらに、その後食べ過ぎの代償として意図的に吐き出したり、摂取した分を無くすために下剤を服用したりする行動を繰り返します。

治療方法

主には、薬物療法や認知行動療法、対人関係療法を用いた治療が効果的です。

認知行動療法では、食事習慣を見直すことや、食欲をコントロールすることを目指していきます。

そのために、毎日の生活リズムの見直しから始めていくことが一般的です。

対人関係療法では、本人と、重要な他者との関わりに注目した治療法です。

摂食障害の原因となっている他者を特定するとともに、その他者との関わり方を変化させていくことを目指します。

6. 過食性障害

食べることをやめられず、一度に大量の食べ物を食べてしまうことを特徴としています。

吐き出す行動はありませんが、大量に食べた後悔や、罪悪感を通常よりも強く感じています。

治療方法

主に、薬物療法による治療が効果的です。

大量に食べてしまった後の罪悪感からくる抑うつ状態を安定させることや、食欲の抑制を目的とした方法として、薬物による治療が助けになります。

また、過食を長期的に抑制する方法として、認知行動療法を用いたり、他者との関わり方を見直し、変化させていく方法として、対人関係療法を用いることもあります。

 

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