リワークとは「Return to Work(復職)」の略称です。
リワーク(復職)支援プログラムとは、うつ病などのメンタルヘルス不調が原因で、休職期間が長期化したり、休職を繰り返したりする方々の為に、復職を支援するプログラムです。 足を骨折した方は、歩くためにリハビリを始めますが、同様に心の治療にもリハビリが必要なのです。少し良くなったからといって、慌てて歩き始めると、再び骨折してしまいます。
安定して歩き続けるためには、十分なリハビリをした上で、復職に取り組むことが必要です。 あいち保健管理センターでは、復職向けたリハビリテーションを行い、仕事ができるようになるまでの回復を促します。
これまでの行動や考え方を見直して、ストレスへのセルフケアの方法を身に付けることで、メンタルヘルス不調の再発や再休職・離職を防ぎ、長く安定した就労を目指します。
支援プログラム概要
リカバリートレーニング
症状の回復や再発予防を中心としたトレーニングです。
認知行動療法など科学的に効果が立証されているプログラムを提供しています。
個別では、「活動記録表」を使用しながら自身の生活パターンを振り返り、生活リズムの安定から現在抱えている問題までを扱います。
- リカバリー
- 心のサポート
- 生活リズムのサポート
- _
リワーク(復職)支援
症状が回復した後、社会復帰のための準備を行います。
職業能力の開発や集中力維持、プロジェクトの遂行やプレゼン発表といった、仕事に繋がる課題を個々に設定いたします。
社会復帰するために、これまでの働き方を見直し、職場や医師関係機関との復帰調整を行います。また、通勤訓練やリハビリ出張もサポートいたします。
- リカバリー
- 心のサポート
- 生活リズムのサポート
- 復職のサポート
フォローアップ(定着支援)
復職後も月1回以上のペースで働いている利用者様とお会いし、カウンセリングを行います。
そこで、現在の生活状況や職場環境などをお伺いし、
症状の再発や再燃を予防しながら働き続けることができるための支援を行います。
利用料金は、1割負担でご利用いただけます。
※就労定着支援は、生活訓練、就労移行支援などの福祉サービスを経て一般就労し、6ヵ月以上経過した方が、3年間ご利用いただけるサービスです。
- リカバリー
- 心のサポート
- 安定した就労のサポート
- _
ご利用プランの例
※上記は復職・再就職の目安です。症状や復職時期によっては、各ステージを同時に行う場合もあります。
プログラムの週間予定
1)一週間のリカバリープログラムの例(2020年8月現在)
プログラム名をクリックすると、そのプログラムの詳細を見ることができます。
リカバリープログラム(症状回復再発予防プログラム)の週間予定 | |||||
---|---|---|---|---|---|
時間 | 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 |
10:00 |
ウォーミング アップ (アクション プラン) |
ウォーミング アップ (フォト発表) |
グループトーク |
ウォーミング アップ (ブレイン ストーミング) |
ウォーミング アップ (キャット フルネス) |
11:00 | リラクゼー ション |
メタ認知トレ SCIT |
パフォ―マンス マネジメント |
心理社会教育 | レジリエンス 向上 |
12:00 | 昼休憩 | ||||
13:30 | マインド フルネス (ボディ・ スキャン) |
マインド フルネス (ヨガ瞑想) |
マインド フルネス (静座瞑想) |
マインド フルネス (呼吸瞑想) |
卓球:13時~ マインド フルネス (歩行瞑想) |
14:00 | WRAP IMR |
集団認知 行動療法 |
SST アサーション |
行動活性化 | マインド フルネス 認知療法 |
15:00 | 感情調節訓練 |
不眠の 認知行動療法 |
対人関係 社会リズム療法 |
不安とうつの 統一プロトコル |
ACT |
リワークプログラム(オフィスワークプログラム)の週間予定 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
時間 | 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | ||
10:00 | 文書チェック | 書き写し | 間違い探し(表) | 表計算 | 計算問題 | ||
11:00 | |||||||
12:00 | 昼休憩 | ||||||
13:00 | 役割決め 業務割り振り |
チーム会議 | チーム会議 | チーム会議 | 最終報告会 準備 |
||
14:00 | 各自課題 | 各自課題 | 各自課題 | 各自課題 | |||
15:00 | 最終報告会 |
費用
1日 約1,600円
- 「障害福祉サービス受給者証」の申請が必要になります。
- 障害者手帳がなくても問題ありません。
- あいち保健管理センターは名古屋市の指定支援機関です。(当センターは名古屋市以外の方でもご利用できます)
- 「障害福祉サービス受給者証」の申請により、費用の1割負担(約1,600円/日)で利用することができます。
利用者様の負担の月額上限設定
所得に応じて負担上限額があります。
1ヶ月間毎日利用しても、この上限額を超えることはございません。
区分 | 月額負担上限額 |
---|---|
市民税非課税世帯・生活保護世帯など | 0円 |
市民税所得割16万円未満 | 9,300円 |
市民税所得割16万円以上46万円未満 | 18,600円 |
市民税所得割46万円以上 | 37,200円 |
※受給者証のご説明や各種手続き、ご利用料金につきましては、初回の無料相談にご来所いただいた際に詳しく説明させていただきます。